朝学活は簡単に終わり、担任は教室を出る。


「ねね、梓。髪の事聞けた??」

そんなに気になりますか。

「うん…なんか、傷まないように手入れとかしてるんだって。」
「ふぅ〜ん」

納得しないような様子の海音。

それを見てあたしは…


劣等感に近いものを感じた。


嘘をついてしまった。