次の日

あの後、久遠は何事もなかったかのようにどこかに去って行った。

あたしは、くらくらする頭を抱えて家に帰った。


「梓!」
「…はい」
「うわっ…テンション低!!」
「まあね、ハハ」
「…大丈夫?」
「さあ?ハハ」

そういえば今、学校だったっけ?

あたしはわざとらしく、笑う。


大丈夫なわけないよ!!

既に、あたしは壊れてるよ!!