久遠は夢の時のように、フッと笑う。 「それに、お前らが付き合ってもらわないと俺、死んじゃうから」 「…何で?」 あたしは首を傾げる。 「だって俺は梓と樹の息子だから」 「え、でも名字『佐藤』…」 「名前なんて、どうにでもなる。」 あたしはあいた口が塞がらない。 久遠が…あたしの、息子!? 「冗談?」 「いいえ」 ええ〜… 嘘ぉ… なんだか、これからおかしくなりそうです。 あたしが!!