晴れのちキミとわたし


「もうすぐ園児たちが登園してくるからそれまで、自由にしてて。」

そういうと、由美子はキリン組を後にした。


「さてと、最初に自己紹介を交えた簡単なゲームをして、そのあとは園の指導案に基づいて活動を進めるのね。」


紗綾は、スミレ保育園に採用が決まった際に園長先生からもらった年間の保育の計画案を見ながら呟いた。


私たち保育士は、保育をするにあたって計画を立てなけれはまならないのだが、それを指導案という。


指導案は、年間・月・一日という単位で細かに決められている。