今日は、洋服を買いに、ショッピングセンターに来ている。
  なんだか、今日は暑い。
あぁ、夏が訪れるんだなぁ。
 僕は、ふと、そう感じた。

すると、ある人が目に入った。
 絶対にあれは、あの人だと、確信した。
そして、僕は全力で走った。あの人のほうへ。

僕って、こんなに早く走れたんだな。
 知らなかったよ。

そして、彼女の後ろに今立っている。
 
「んっ、はあ、はぁ・・・はあ・・・」

つっ疲れたぁ・・・
 体力落ちたな完全に。まだ、26だぞ。

「あら?あの時の!鈴木さん!」

嬉しい、まだ、名前、覚えててくれてたんだぁ。

「そうですっ、こないだはありがとうございました!」

「いえ~当たり前の事ですよ!」

「だよな。はは。」

何言ってんだよ、俺は。

そんな事を思いながら、又僕は彼女を見る。
あれ?なぜだか、彼女の顔が赤く染まっている。
 風邪か?あっ!もしかして、俺が移しちゃったか!?

「どうしたの????」

一応聞いてみた。

「あのっ、私っ好きな人がいるんですっ」

「まじ?そうか。」

あぁ、俺の恋も終わりかぁ・・・。
 早かったな・・・

「誰だとっ思います?」

全然わかんねぇよ。

「ごめん。全然わかんない。」

「そうですか・・・」

何で沈んでんだ?

「私のっ好きな人はっ・・・」

俺に、言うのか?勘弁してくれよ。

「あなたですっ//////」

え????聞き間違いか・・・いい耳してんな、俺。

「え?ごめんっ良く聞こえなかったっ」

「え///だからっ!あなたですっ!!」

「まじ・・・?嘘だろ?」

「本当です。」

「夢か?これは。」

「夢じゃありません。」

「まじっ!!」

「はい。返事は・・」

「い、今言う!俺も好きだ!」

「本当ですか!!」

とたんに彼女の顔が輝いた。

「本当。病院で会ったとき、一目惚れした。」

「そうですかぁ!これから、よろしくお願いしますっ」

「こちらこそ。」

その時、僕は、運命を・・・感じた。