「姫季ちゃん、ちょっといいかな?」
「あ、うん。 ミナコ、行ってくるね?」
「行ってらっしゃい♪ あ、くれぐれも相手のコ、泣かせちゃダメよ?」
ヒソッ、と耳打ちするミナコに、
「泣かせてるっていうか、
むこうが勝手に泣いてるんだよ」
なんて…言えるはずもなく。
「うん、がんばる!」
…と、意味不明な発言をした。
正直、彼氏にキョーミはない。
仲のいい男友達がちょっといるくらいで、あたしは十分。
誰だって、あたしの“ナカ”を見てはくれない。
信じられるのは、ミナコ、あなただけだよ?
「あ、うん。 ミナコ、行ってくるね?」
「行ってらっしゃい♪ あ、くれぐれも相手のコ、泣かせちゃダメよ?」
ヒソッ、と耳打ちするミナコに、
「泣かせてるっていうか、
むこうが勝手に泣いてるんだよ」
なんて…言えるはずもなく。
「うん、がんばる!」
…と、意味不明な発言をした。
正直、彼氏にキョーミはない。
仲のいい男友達がちょっといるくらいで、あたしは十分。
誰だって、あたしの“ナカ”を見てはくれない。
信じられるのは、ミナコ、あなただけだよ?