チラっと亜月をみると、にこって笑っていた。
まあ亜月が納得してるならしょうがない…。
「瞬さん、行きましょ?」
瞬さんの服のスソをちょこっと引っ張る。
すると瞬さんはアタシの顔を見てちょっと固まって、それからアタシの手をにぎって歩き始めた。
「瞳、何か食べるか?」
「え…。
その前にちょっと服買いにいきたいです。
アタシは制服なのに、瞬さんスーツだし…」
「そうだな。
あそこの店、瞳っぽい」
あれアタシっぽいかな?
大人っぽいような、可愛いような。
「瞳には、これとこれとー…これかな」
瞬さんが選んだやつを渡されたから、とりあえず試着しに。
センスいいし、サイズもぴったり…ってなんでアタシのサイズ知ってたんだろ…?
とりあえず着て、出て行くと瞬さんはいすに座って何か考え事をしているように見えた。
「ん、似合ってる。
すいません、あれあのまま一式ください。
支払いはカードで」
え?
もしかしてアタシ、買ってもらっちゃった?
「あの、瞬さん…!」
「何?」
「お金…」
「瞳は金とか気にすんな」
「で、でも」
「じゃあこれでいい」
そういって瞬さんはアタシにキスした。

