ただいま、彼氏募集中






「この分だと彼氏とかそうゆう問題の前に、記憶力アップさせないと駄目なんだね」


菜々美に超呆れられながら言われた。


そんなこと言ったって覚えれないものは、覚えれないんだから。



「彼氏ほしい?」



菜々美に上目使いで聞かれた。



「そりゃあ…もちろん」


「じゃあ明日までに彼氏がほしいってことを、原稿用紙1枚に書いて提出ね!
まぢめに書いてね♪」


「え…、なぜ?」


「いーから!
あ、もうすぐチャイム鳴るよ」



そう言って菜々美は自分の席に戻っていった。



作文とか…。


苦手なのに。