しばらくすると、嬉しそうな顔をしてアタシのほうに自分のケータイを向けてきた。 「恥ずかしいんだけどー…、キスプリ!」 そう言ってケータイを押し付けてきた。 どこが恥ずかしいの…? なんて疑問は置いといて、ケータイを見ればキスプリが目に飛び込んでくる。 横顔だけだけど、彼氏くんは結構イケメンそう。 もろ菜々美の好みなんだ。 つか幸せそうでうらやましい。 「アタシもキスプリほしいー!!!」 思わず叫んでいた。