「瞳は、どうして彼氏作らないの?」 菜々美が不思議そうな顔して聞いてくる。 無意識のうちに、二人して近くの椅子に座った。 作らないんじゃなくて、作れないのに…。 皆と違ってモテないの、知ってるくせに…。 「出来ないの、彼氏」 「…嫌味か」 菜々美がボソッと呟いたことが聞こえた。 「うざ」 って思わず言うと、笑いながら菜々美は謝ってきた。 「ごめんってw まあでもアタシの気持ちもわかってww」 悪気はなかったと思うから許してやると、ケータイを取り出して、いじり始めた。