アタシの隣には菜々美が座り、車はゆっくり走り出す。
運転席には健太さんが座り、助手席には直人くんが座っている。
ぼうっと見てると、急に菜々美の顔が目の前にきた。
「メイク、ちょっと直すね。
亜月さんが自分の顔用のメイクにしちゃってるから」
そう言ってアタシに片目を閉じるように促した。
亜月の顔の用のメイクって、超大人っぽくて綺麗系なかんじじゃん。
アタシに合わないよなあ、だって童顔だしさ。
「亜月って名前よく聞くけど、瞳ちゃんのお姉さん?」
運転席から健太さんが前を向いてまま聞いてくる。
「はい、22歳の姉です」
すごく性格はきついんですよ、っと言おうとすれば、隣から菜々美の興奮した声。
「すごーーーく美人なんですよ!!
優しいし、頭いいし、綺麗だし♪」
「そーなんだ。
会ってみたい!!
会わせて!!」
はい…?

