翌日。 菜々美に昨日書いた作文を提出した。 自信満々に渡したら、ため息をつかれながら読まれた。 「これまぢ?」 すごい顔して言われた。 笑顔で大きく頷くと、アタシの頭をなでてきた。 「あんたは…、前回のテスト何番だった?」 「え…、10番」 「うちの学年は300人です。 学年の中で10番だっけ?」 「うん」 「頭いいのにねえ…、こうゆう所が馬鹿なんだ」 首を傾げれば、また頭をなでられる。 しかも菜々美は独りで頷いてるし。