高校は家から自転車で10分。

飛ばせば余裕で間に合う!!!




『良かったぁ~!』




急いで自転車に駆け寄り、鍵を開けてサドルを跨いだ。


そして、ペダルを漕いだ瞬間――




『・・・ん?』




変な違和感を感じ、恐る恐る下を向いた




『・・・う、嘘でしょ?』




そこにはなんと







パンクしたタイヤ。




『ンNO―――――!!!!』




今日はとことんツイてない。






――現在、8時50分