導花線の花種

恐竜が鳥の祖先だということは、今や誰もが知る進化の歴史ですが、鳥のご先祖様である恐竜たちも全身に羽が生えていたというのが、今の通説です。

実際に、全身が羽毛に覆われてトサカまであるティラノサウルスの化石が発見されたり、太古の琥珀に閉じこめられた恐竜の羽毛が発見されたり、リスみたいなフサフサしっぽの恐竜の化石が発見されたりしている……!


琥珀に閉じこめられた蚊から恐竜の血液をとりだしたりしてる場合じゃございません。

そう!

時は、琥珀に閉じこめられた恐竜の羽毛が見つかる時代!


さらには、その色も鳥のようにカラフルだったり、縞模様だったり、そんなことが次々と判明しております。


恐竜が地味な茶色い皮膚の怪物だった時代は、モハヤ過去になりつつあるんですねー。


というわけで、

よし♪ドラゴンもモフモフ羽毛が生えてることにしよう♪

となるワケです(゚▽゚)ノ


しかしたぶんファンタジー作品で、羽毛に覆われたドラゴンの姿は一般的じゃないだろう→白い毛の生えた巨大な怪物と聞いてドラゴンを想像する人はそんなにいないに違いない!……と、考えまして、今回は怪物の正体にも都合が良かった羽毛姿のドラゴンを採用と相成り申した★


今回の作品では、昔書いていたSFの設定をふくらませて、ドラゴンは宇宙空間で生きることに特化した人間の魔法使いの成れの果ての姿という設定にもなっております。

なので血液も液体金属だったり、全身の羽毛も保温や飛翔には関係なくて、宇宙空間を漂う無数の石や砂利から皮膚を守るための衝撃吸収鎧という役割の設定だったり。

触ると柔らか、でも人間の剣や槍も通さないという羽毛です。

このあたりは、導花線の別作品である電×一の魔王の翼の設定と同じにしてみました(^◇^)


キリと悪魔の千年回廊でドラゴンに羽が生えているのは、そういうわけなのでした♪