その問いにシロンは
目を丸くしました。

「…何でそう思うんだ?」

シロンは一拍置いて、
正直な疑問を口にします。

「触ったんだよ…。」

それに対して、アルスは
俯いて視線を落としました。

「崖から飛び降りた時、
シロンに受け止めて貰った時、
落ちた拍子にシロンの胸、
触ったんだよ!」