森のなかを
ずっと、ずぅっと
歩き続ける二人。

時はいつしか昼から
夜になっていました。

シロンは立ち止まりました。

「ここらへんで野宿にするか」


アルスは頷くと、
シロンと一緒に草の上に
寝転びました。

「…俺ら、何処に
向かっているんだ?」

アルスは呟きます。