シロンの説明は 分からない事だらけでした。 残された時間って? 10分も経っていないって? アルスがシロンの言葉を 飲み込めないでいると、 シロンはクスリと笑って 付け加えます。 「単に時間の流れが 違うだけだよ。なぁに、 夢と似たようなもんさ。」 難しいことは何一つないと シロンは笑い飛ばしました。