「何もしないって

 言ったくせに」

貴方の声・・・

「忘れた」

彼の唇が、また触れる。

私はただ、いつものように
されるがまま・・・

自分から求めたりしない。

自分を殺していれば
何も感じない。

いつか、終わる・・・

布団の中

彼の手が私の着ている服を
捲り上げ、胸元に触れた。