「お腹、空かない?」

「そう言えば
 何も食べてなかった・・・」

「あそこで、弁当でも
 買って帰ろうか?」

「はい」

お弁当屋さんに立ち寄る。

店内の時計は
22時をまわっていた。

「ヒイロ、何がいい?」

「何でもいいです」

「じゃあ、幕の内弁当を
 三つください」

三つ・・・

私と、貴方以外に誰かいるの?