青蝶夢 *Ⅰ*

好きだから・・・

愛を告白する、茅野の表情は
芳野にそっくりだった。

伊吹は、咄嗟に
茅野を抱きしめていた。

彼女が泣くのを見たくない。

彼女を泣かせたくない・・・

二人は、見つめ合う。

触れる腕から伝わる
愛しい人の体温・・・

「やっと、私の事
 見てくれたぁ」

現在の、彼女の瞳からも
綺麗な涙が流れていく。

「イブキが、ヨシノの事を
 思いながら、私に触れ
 私を抱いたとしても
 それでも、良かった 
 それでも、嬉しかった
 イブキとひとつになれて
 幸せだった・・・」

茅野と付き合いだした後も
芳野と伊吹は相変わらず
仲が良くて

茅野は嫉妬心から、必要以上に
伊吹を束縛して二人を遠ざけた