「同情なんかじゃない・・・
 俺は、本気だ
 
 お前を愛している
 俺の全てを
 お前にくれてやる

 だから
 もう、何も考えるな
 俺が、ずっと
 お前の傍にいてやる」

「本当?」

「ああ・・・
 何も、心配するな」

私は、伊吹を愛してるのに
芳野の言葉がこんなにも嬉しい

芳野の腰元に腕を回す私。

昨夜、伊吹と
愛を誓い合ったくせに

私は今、夢中で芳野に甘える。

芳野を放したくない。

芳野と離れたくない。