「また、こっちから
 連絡するから・・・」

「本当?」

彼女の瞳はキラキラと輝く。

「ああ」

「良かったぁ
 じゃあ、連絡待ってる」

帰っていく彼女の後姿を
見つめながら、芳野は思った。

酒に酔い、俺に逢いたかった
と甘えてみせる今日の彼女
こそが、本当の彼女の姿
なのかもしれない・・・・