青蝶夢 *Ⅰ*

「それなら、心配ない」

芳野は、伊吹の表情が少し
曇ったように感じたけれど
そう、気にもしなかった。

「最近はアイツも忙しいから
 英検に、トーイック?」

「ああ
 スチュワーデスつうの?
 客室乗務員になるのは
 カヤノの小さい頃からの
 夢だったからな

 アイツが、それになったら
 なったで、お前ら
 なかなか会えないんじゃ
 ねえの?
 
 外国、行ったら行ったきり
 とか・・・どうなの?」

「そんなことは
 無いみたいだけど
 カヤノの話だと
 結構、休みはあるみたいだよ
 フライトの後の長期休暇とか
 ・・・」

「そうか
 それは、よかったな」

その後も、酒を早いピッチで
飲み勧める伊吹・・・