その複雑な思いは
芳野自身も理解不能で
自分で自分が分からなくなる。

もう、何年もずっと
心の中に爆弾を抱えている。

この心を抉るような嫉妬の
想いは、いったい

どちらに向けられているのか
・・・?

『何もかもは、アイツが悪い
 この世に同じ顔は二つ
 いらない・・・』

貴方の中に、私の事を
愛しいと想う気持ちが
芽生えていたことに

私は、気づけなかった・・・

『俺にくれないか

 お前の愛・・・』

私は、貴方の一番大切な人を

奪うかもしれない・・・?

だけど、心配しなくていいよ

貴方は何も心配しなくていい