青蝶夢 *Ⅰ*

彼女の言葉は、わたしの心を
掴んで放さない。

私は、これから一人きりで
生きていかなくちゃいけない
・・・・・・

その為には、誰にも甘えずに

自分の力で立たなくては
いけない・・・

こんなチャンス、もう二度と
無いかもしれない・・・

「カミヤさん、モデルの仕事
 やってみたら」

「でも・・・?」

「ヒイロ、どうかしたのか?」

芳野は、私の隣に立つ
中辻君を見つめた。

「ううん、何でもないの
 ごめんなさい 
 
 すぐに、着替えて来るから
 もう少し、待ってて」

その場所から離れる私の後ろ姿
を貴方が見つめている。