青蝶夢 *Ⅰ*

「高校三年生?
 堅実な仕事に就きたいなら
 もちろん、高校は卒業して
 いるわよね?」

「いえ、高校は中退しました」

「世の中を甘く見ては
 いけないわ
 18歳の貴女には酷な話
 だけれど
 
 貴女は何か、資格は
 持っているのかしら?
 人よりも秀でた何か
 特技はある?
 
 何も無いでしょう・・・

 そんな貴女が一人で逞しく
 生きて行く為には人一倍の
 努力をしなくちゃいけない

 その為に、使えるものは
 何でも利用しなさい

 貴女が使えるのは
 その美貌よ、貴方は
 これから先、必ず、化ける
 
 今は、まだ、幼虫だけれど
 貴方は、必ず、蝶になる

 貴女の頑張り次第では
 後2・3年もすれば
 一流のモデルの仲間入りよ
 ・・・・・・」