青蝶夢 *Ⅰ*

その音に驚いた私に、彼女は
名刺を差し出した。

受け取る私に、彼女は言う。

「今すぐ、この仕事は辞めて
 うちに来なさい
 
 そうねぇ、近いうちに一度
 そこに書かれてある住所へ
 遊びにいらっしゃい

 一緒にモデルという仕事が
 どういう仕事なのか
 一通り見学しましょう」

モデルの仕事を見学する?

「カミヤさん、やったな
 モデルのスカウトだよ」

モデルのスカウト・・・?

「あの、お断りします
 私、モデルの仕事には全く
 興味ありません・・・
 いいお話だとは思いますが
 ごめんなさい
 
 将来、一人で生活していく
 為には、もっと堅実な仕事
 に就きたいので・・・」

「あなた、幾つ?」

「18(歳)です」