私は今
ドキドキしながら
ウェイトレスのバイトを
している

本当は、今すぐ
ここから逃げ出したい。

時間は、刻々と進んで行く。

時計の針は、もうじき
19時になろうとしていた。

ドキドキ・・・ドキドキ・・・

ドアが開かれる度に
何度も何度も
入り口付近を見つめた。

「いらっしゃいませ
 お煙草は・・・・・・」

『はあ、違ったぁ
 ふう~』

今日は、これで何度
ため息をついただろう?

心臓に悪すぎるよ・・・

芳野は、結局、最後まで
私を迎えに行くと言って
私の想いを聞いては
くれなかった。