青蝶夢 *Ⅰ*

「ああ、昔は
 もっと可愛かったのに
 いつの頃からか、こんなに
 生意気になって・・・」

「いつまでも
 無知じゃないつうの
 
 もう、カヤノの言いように
 は使われない」

「カヤノ、いいじゃん
 ヨシノはもう、いい加減
 開放してやれよ
 
 俺がお前の子分に
 なってやるから」

「子分じゃなくて
 旦那様でしょう」

茅野さんを見つめて笑う
伊吹さんを、芳野は
一瞬だけ見つめた後
すぐに視線を逸らし
私を見つめた。

「ヒイロ
 今日バイトなのか?」

「うん」

「何時に終わる?」

「今日は、20時まで
 だけど・・・」