青蝶夢 *Ⅰ*

「いつもの静かな朝が台無し
 ・・・
 イブキ
 こんな奴と結婚したら
 毎日、朝からこんなだぞ?
 いいのかよ」

伊吹は、芳野の珈琲を淹れる為
に、さっと席を立つ。

「いいよ、朝から
 
 賑やかなのは大歓迎」

伊吹さんの言葉を受けて
茅野さんは、勝ち誇った顔
をする。

「だって、ヨシノ?」

「最初は、よくても
 何年も経てば
 お前は絶対に
 それが嫌になるさ」

伊吹さんは、芳野の
その言葉に笑う。

「ならないよね、イブキ?」

「ああ、ならないよ」

芳野が起きて来てくれた
おかげで空気が変わる。