青蝶夢 *Ⅰ*

芳野の愛は

彼女のもの、だから・・?

きっと、そうだから・・・
だろう。

そうだから、私は彼女
茅野さんの事が、気になって
気になってしかたない。

本当は、違うことを
私は、気づいてた。

私は、ついさっきの芳野の
ように嫉妬を含んだ表情で
彼女を見つめていたはず
・・・・・・

伊吹さんを独り占めする彼女に
やきもちを焼いて・・・

「カヤノ、お前の声
 
 朝から、うるさい」

髪を掻き揚げながら、芳野が
起きて来た。

「ヨシノ、姉に向かって
 煩いとは何よ」