青蝶夢 *Ⅰ*

「俺は一人、寂しく帰って
 来たって訳・・・まっ
 何もせずに、金だけ貰えて
 ついてたけどな」
 
ズキズキ、胸が痛む・・・

芳野さんの話を聞いた私の胸は
もう、こんなにも苦しい。

貴方はその腕に、私以外の
誰かを抱く。

これから、ずっと

この痛みに、耐えること

私にできる・・・?

私の曇った表情に気づいた
伊吹さんは、彼に言う。

「それで、戻って来たお前は
 俺が寝ている事をいいことに
 ヒイロの部屋で、彼女と
 一緒に寝たっていうのか?

 俺を起さない為に
 そうしたとか言うなよ」

芳野さんは、冷笑を浮かべた。