「ヒイロ、用意できたか?」
開いたままのドアの中で
抱き合う私と伊吹さんの姿を
芳野さん、貴方は見つめる。
伊吹さんは、私を抱きしめた
まま、彼に言う。
「落ち着くまで
少し、待ってやって」
「ああ」
ドアが、ゆっくりと閉まる。
貴方はドアの横、白い壁に
もたれて、息をつき
髪を掻き揚げる。
「大丈夫か、ヒイロ
電話、親から?」
「ううん、違う
友達に、最後の電話をしたの
もう、逢うことはできない
そう思ったら、寂しくて
悲しくなっただけ」
「友達となら、また逢えるさ
そうだ、この場所を教えた
って構わない
だから、もう泣かないで」
開いたままのドアの中で
抱き合う私と伊吹さんの姿を
芳野さん、貴方は見つめる。
伊吹さんは、私を抱きしめた
まま、彼に言う。
「落ち着くまで
少し、待ってやって」
「ああ」
ドアが、ゆっくりと閉まる。
貴方はドアの横、白い壁に
もたれて、息をつき
髪を掻き揚げる。
「大丈夫か、ヒイロ
電話、親から?」
「ううん、違う
友達に、最後の電話をしたの
もう、逢うことはできない
そう思ったら、寂しくて
悲しくなっただけ」
「友達となら、また逢えるさ
そうだ、この場所を教えた
って構わない
だから、もう泣かないで」


