自分の部屋をでて、


一階に向かった。


リビングにはお母さんとお兄ちゃんと


幼なじみの美琴がいた。


「美琴…おはよ~」


美琴にそう言うと椅子に座ったまま


私に返事を返してきた。


『星奈起きるの遅いよ、


もうちょっと早く起きなきゃ』


「わたしだって早く起きたいけど


起きられないんだもん」


そう言うと美琴は、小さなため息をついて


椅子から立ち上がった。