またボールが飛んできた! やばっ!逃げ…… 「危ないっ!」 私は思いっきり後ろから引っ張られた。 岸本が私の服を引っ張った。 「びっくりした~」 あいつが助けてくれた。 「……ありがと」 「おう」 なんか、胸がキュンとした。 私はこのとき、あいつに恋したんだ……。 いつから好きだったの?って聞かれたら、 たぶん、このとき…って答えるだろう。