3ヶ月ほど経った。わずか3ヶ月で戦は激戦化して軍人さん達も次から次へと本部から離れて行った。 あんなに毎日サボッて遊んでいた彼等も ここ最近全く見なくなった。当然おねぇさん達も。


ずっと会ってないせいもあって、あの時の光景が未だに脳裏に焼き付いて離れない。


おねぇさんが任務に行く前にゼファさんに会いたくないのはああなってしまうのがわかっているからなんだ。恐くないわけないんだ。おねぇさんは強い……。そんな事ない。 だって普通に女の子じゃないか。


みんな来なくなっても私は1人エレベーターホールの休憩所で 時間が過ぎるのをただ待っていた。みんなの帰りを待っていた。 外と違って本部の建物の中はシェルターで守られてるから安心だった。


ピ――――カタカタ…………


「?」

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Intelligence part
Iseluna=Aegis


8th force is summarized
Anzac=Hervey
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エレベーターの上にある電光掲示板に他の支部からの報告が上がった。リシャールからだった。昨日までで確認が取れた殉職者達。たくさんいるのに2人の名前だけが私の方を見た。


「…………嘘……」


おねぇさんがさん……。
アンザックさん……。









━━━リシャールって………。一番の激戦区じゃなかったっけ?行った人は誰1人戻って来ないってこの前教官が言ってた………。


途方に暮れたまま時間が過ぎていく。さっきまでは時間が過ぎるのを待っていたはずなのに。今では何日も、何ヵ月も巻き戻したかった。