急いで玄関に出て、 誰か確かめる。 「あら!? もしかしなくても…麻稚ちゃん?!」 そこには、 懐かしの幼なじみお母さん。 「しーママ……」 「その響き、懐かしいわ」 7年経ったのに、 7年と変わらない笑顔のしーママ。 「また、お隣さんよ! よろしくね?」 「はいっ!!」 ………すごい。 本当に帰ってきたんだ……!! あたしは一気にテンションが上がった。