2人一斉に草太を攻める様に話し始めた。
草太の表情もだんだんと曇っていく
…あ。俯いた…
「草太?俺と一緒の部屋にせーへん?」
赤信号なのか車にブレーキをかけた純くんが後ろを向いて、草太に言った。
「「「草太ぁ?」」」
3人一斉に草太に呼びかける。
「わーったよ」
「「「!?」」」
おー…よかったぁー!!なんとか眠れるぅ
「あっ!じゅんじゅん前!運転!」
「ぁう?あっ!!アカンっ!!」
一件落着(?)した所でホテルに向かい、車を置いてから渋谷に向かう。
ずぅーっとあたしの隣でしぼんでいる草太。
ゆっさゆっさ
肩に手を置き、草太を揺らしてみる。
「…」
あれ?寝てる?
「そーうーたぁ?」
俯いてる顔をのぞき込む。
「寝てないじゃん!!」
「寝てへんよ」
「なんで反応せぇへんの?」
「今俺、ショック受けとるから…」
「せっかくの旅行やで?楽しまな損や!」
「おん…せやな…」