普通の声でこう呟くと食いついてくるアホ


「え!?なんでなん!?なー!なんでなんで!?」


あれからやけに純くんと話すと気にしてくる草太。なんか嬉しくなって素直になれなかったり…


「なんでってー…ねぇ?純くん」

「んはは。そーやねぇ…」


なんてハンドルを握りながら笑う純くんを睨む草太


「草太怖いよーっ!」


なんて言いながら一発ドツいてあげると、


「えー!?そーやった?あははー」


なんて笑顔になってくれる。
でもこれって絶対、「親友が取られた」感覚なんだろうなぁ…


「さえき?どうしたん悲しそーな顔しよって!」

「え?そんな顔しとったぁー?」

「もぉーなんかあったら言いやぁ?」

「おん♪ありがとーなぁ」

「なぁなぁ!朝の続きやけど、一緒の部屋になろーな!?」


え!?ここで出しますか!?こんなとこでそんな話題…


「だから…無理やってぇ」

「なんでなん!?さえき俺の事嫌いなん!?」


そんなうるうるした顔すなぁー!!


「うっ…純くーん」

「草太は俺となるんやでー!」

「えー!!俺、純とよりさえきのがいーわ!」

「そんな事言わんとぉー!仲良くしよーや」


ナイス純くんやな…!ちゃんと約束守ってくれたぁ!


「あたしもさきとなりたいもん!」

「百合とガールズトークしたいわぁ」