「うわわ…きたきた」
なんて純くんが小さな悲鳴をあげるからこっちまで緊張する…
「ってかあんた体大きいのに、なんぼへたれやねん!」
「へたれちゃうわっ!人にも好き嫌いあんねん!って…」
2人で言い合っている内に飛行機は無事離陸していた。
「あれま。純くん良かったなぁ!」
「ほんまやぁー!さきちゃんありがとぉー!」
純くんのこの笑顔ほんとうに好きなんだよねー
なんか…癒されるってゆうか
「ん?どないしてん!さきちゃん…」
「え?いや!なんでもないよっ!ってかもう食べてんの!?」
「離陸したらこっちのもんやでー♪」
なんて言いながらコンビニの袋からたくさんのお菓子を出してきた。
「いつ買ったん!?こんなに…」
「さきちゃんと草太が持ち検しとる時に、百合ちゃんと選んでん」
「はぁ〜…ほんまにいつからそんなに百合と仲良くなったん?」
んーって言いながら考えている純くん。
「さきちゃんと草太って前に1回会ってたんやろ?」
「あー…まぁ…」
忘れたい悲劇なんやけどね…
「んで、カラオケで2人がその話しに盛り上がっとる時に初めて話してん」
「へぇー…じゃあそっから?」
「いやぁー…そうでもなかったで?その日はそのままバイバイして…」
顔はものすんごく悩んでるんだけど、ご飯を口に入れる手は止まんないんやね 笑

