最後の涙


ぶーぶー


「へっ?」


あたしもっすか!?え…金属なんてあったかな?

ポケットをあさると携帯が出てきた。


「あ、すいません、出すの忘れてましたぁ…」


あたしは警備の人に携帯を渡すともう一度探知機を通った

今度は何も鳴らず、荷物を持つとみんなの元に行った。


「さえきも携帯やったん?俺もやったわぁ!」


なんて笑いながらあたしに寄ってきた。


「草太もやったん?」

「おん!さすが俺らやなぁー」

「草太、遠回しに馬鹿同士ゆーてるで」


なんて純くんが話しかけてきた。


「あたしは馬鹿やないで!」

「ははっ笑 どーだか」

「てか早く行こーやっ」


あたしは草太ではなく、純くんの手を引いて飛行機に向かった


「百合ぃー!いつまでコンビニ行ってるん!?」

「あっごめーん!てかなんで手繋いでんの?」

「んふふ笑 俺ら出来ちゃった」


キャハッなんて笑いながら笑う純くんを睨みながら


「なにゆーてんの!気分なの!」

「そーなんや笑 ってか草太がめっちゃ手ぇ見てんで」

「えーよ!ほら行くで!」

「ちょっ…さきちゃん引っ張らんとって!」


今から3泊4日の東京の旅。
みんないわく温泉よりディズニーランドらしい 笑