最後までわいわい騒ぎながらファミレスを出る。

きっと店員さんとかには迷惑な客なんだろな…


「んじゃあ、俺らこっから出かけるから!」


そう言い始めたのは純くんと百合。


「え!いつから2人そんな仲良くなったん!?」


なんかてんパっている草太と突っ立っている自分。
百合が口パクで『ごめんね』と言ったのがわかった

あたしは百合に『大丈夫』という意味をこめて親指を突き出した。


「んじゃ!」


2人は別に付き合っていない。
お似合いだと思うんだけどねー…

なんて百合に言ったらシバかれちゃうよ 笑


「俺らも行くかっ」


と草太が笑顔を向けてくる。


「せやね」

「しっかし残念やったなぁ!」


ニヤリとした顔でこっちを見てくるチビ。


「なにが?」

「純は好きな人おんねんでっ♪」


自信満々に話し続けるチビ。

なんや 笑
まだ勘違いしてたんや


「そうやってんや…」


なんてノってみる


「だから言ったやん!俺がいつでもなったるって!」