そんな私に柔道の推薦の話が来たのは夏休みが終わってすぐ。 「どうする?俺は、悪い話じゃないと思う。」 顧問の先生の真剣な顔。 私だって、悪い話じゃないと思ってる。 むしろ、すごくいい話だ。 でも… 「…すこし、考えさせて下さい…」 すぐに答えは出せなかった。 推薦が来たのは遠い九州の学校。 確かに、柔道は強い。 インターハイだって毎年出てる。 でも、そしたら寮に入らなきゃいけない。 知らない土地、知らない学校、知らない友達… そんな中で私はやっていけるだろうか…