仮初の自分を動かして
見えない口と対峙する

どこに行っても弱虫だから
カッコワライに
わざわざ傷付いて

すぐ側で
臆病者があざ笑った


電気を消しても
勝手に目を凝らすから
いつだって暗闇に
入れないのさ


すぐ側で
要らないものが割れる音



瞼を閉じても
勝手に光を捉えるから
いつだって暗闇に
入ることは無いんだ