BABY×DOLL

三度目のキス。
でも自分達の意思でキスしたのは初めてで

ドキドキした。

虎はあたしの頬に手を触れて、さらにキスを続けていた。

そして唇を離して彼が言った。

「…ヤバい。止まらなくなりそうだ」

「うん…」

あたしもそう思った。

「行こう。車で来てるんだ」

そう言って、虎はあたしの手を握り歩き出した。

それもドキドキする。

街中で大好きな人と手を繋ぎながら歩くのも憧れていた。

…ほら、やっぱり幸せな気分になれるんだ。

さほど遠くない場所に車を停めてあったらしく、あたし達はすぐに車に乗り込み走り出した。

彼の運転。
初めてだけど、運転してる彼がカッコよく見える。

何にでもドキドキしたり…あたしってヘンなのかな?

虎がタバコを吸う仕草、指にも魅力を感じていた。

──すごく好き

改めて自覚するまでもなく、そう感じていた。

「ドコに行くの?」

「……」

彼は黙っていた。

「あの…虎も明日仕事でしょ?このまま少し話すくらいで構わないから…」

自分のワガママだって事も知っていたし、会えただけでも嬉しかった。

「…っ!あ~ッ!!もうっ!」

虎は突然、大声を出し頭をかいていた。