BABY×DOLL

それから朝方まで、あたしは話し続けた。

自分の生い立ちから芸能活動。
そして今回の事件のきっかけや、龍之介を連れ出した後の生活。

琉嘉は巻き込まれただけなんだという事。

鷺沼さんの事以外は、全て正直に話した。

あたしが全部悪いんだから、あたし一人が責任を取ればいい。

裁判になったって、たとえ実刑になったって構わない。

それだけの事をしたのだと、刑事さんと話すうちに自覚してきた。

やがて取り調べが終わり、留置所で仮眠を取らせてもらった。

もちろん眠れるワケがない…

琉嘉が今、どうしてるか心配だった。

眠りが浅く、すぐに起きる。食事を出されても、ほとんど食べる事はできなかった。





あの生活が、夢みたいに思える。

琉嘉に会いたい
鷺沼さんにも



龍之介にも…



取り調べなどで数日を過ごした。

自分がどんな立場なのか、これからどうなるのか、難しい事はわからなかったが

数日後、
母親があたしの元にやって来た。

「ママ…」

「セリカ!身体は大丈夫?少し痩せたわね…」

そう言うママの方が痩せて疲れていた。

その姿を見ただけで、あたしはママがどんな目にあっているのか分かった。