BABY×DOLL



捕まった───

これは犯罪なのだと理解しながらも、パトカーに乗せられ警察署に連れて行かれるまで実感できなかった。

あたし達、一体どうなっちゃうんだろう…

琉嘉は別の車に乗せられた。同じ場所へ向かうんだろうけど、多分会えないし話しも出来ないだろう。

あたしの両隣には女性の警官がついていたけれど、怖くて仕方なかった。

自分の身がどうなるかの不安と、親や事務所に迷惑をかけてしまう事になったのが苦しい。

きっと報道される。

日本中の人が、あたしの罪を知る事になる。

事務所はクビ。
もちろん芸能界も引退。

親はどう思うんだろう?こんなあたしを見て何て言うんだろう?

あぁ…もう終わり。
あたしの人生も終わったみたいな気がしていた。



「着きましたよ。降りてください」

パトカーは見慣れない最寄りの警察署に着いて停まった。

あたしは何がなんだかわからなくて、ただ女性警察官についていくしかなかった。

中に入る。エレベーターを上へと昇り、着いたフロアの一番奥の部屋へと行く。

中は数人の…刑事さんらしい男性が居て、あたしはさらにその奥の部屋へと連れて行かれた。