「何故か俺、怒鳴られっぱなしでさ―…そのうち普通に話しもするようになって、話を聞いてもらってるうちに
今までしがみついてきた物がくだらない事のように思えてきて、病院辞めて、離婚する気になったんだ」
「そうなんだ…」
やっぱり母親の話が出てきた途端、ムカムカする。
私は気を紛らせようと深呼吸した。
「お前のお母さんに『俺、他に好きな女がいるんだけど』って言ったら…『あんなバカ夫と早く別れなさいって私が妻に格安で言ってあげるわよ』だってさ!」
「ホント、バカな母親…!──って…正己、好きな人がいたから私と別れるって言ったのね?」
「違うよ!」
「え?じゃどういう事?」
正己はしばらく沈黙して、小さな声で言った。
「……お前だよ」
「ん?何」
「お前がキスなんかするから悪いんだ」
「は?」
話が見えない…
「お前とはセフレで良かったのに。好きになりそうな気がして…絶対にキスしなかったのに、お前がキスしてきたから
あの日から俺は琉嘉の事ばかり考えるようになってしまった」
「な…」
「それが嫌で、でも離婚するなんて考えられなくて…だから早く別れたかったんだ」
今までしがみついてきた物がくだらない事のように思えてきて、病院辞めて、離婚する気になったんだ」
「そうなんだ…」
やっぱり母親の話が出てきた途端、ムカムカする。
私は気を紛らせようと深呼吸した。
「お前のお母さんに『俺、他に好きな女がいるんだけど』って言ったら…『あんなバカ夫と早く別れなさいって私が妻に格安で言ってあげるわよ』だってさ!」
「ホント、バカな母親…!──って…正己、好きな人がいたから私と別れるって言ったのね?」
「違うよ!」
「え?じゃどういう事?」
正己はしばらく沈黙して、小さな声で言った。
「……お前だよ」
「ん?何」
「お前がキスなんかするから悪いんだ」
「は?」
話が見えない…
「お前とはセフレで良かったのに。好きになりそうな気がして…絶対にキスしなかったのに、お前がキスしてきたから
あの日から俺は琉嘉の事ばかり考えるようになってしまった」
「な…」
「それが嫌で、でも離婚するなんて考えられなくて…だから早く別れたかったんだ」

