BABY×DOLL

自分が100%悪い事くらいわかってる。
なのに上手く出来ない。いつも誰かを怒らせてる──

もうイヤだ
逃げたい
逃げたい

こんな世界から

どうすればいいの?
どうすれば幸せになれるの?

行く所なんてない。
こんな時…あたしは実感する。

あたしを理解してくれる人がこの世界にはいないって事。
親友も、愛する人も、両親さえも
誰も頼れないし、悩みを聞いてくれる人もいなかった。



あたしの居場所は
   ドコ…?



マンションを飛び出して、あたしは街をさ迷うしかなかった。
変装なんてしてない。

『中森セリカ』のままで。でも、もうどうだっていい。誰かに見られたって構わない…もうあたしは終わりだ。

場合によっては琉嘉は救急車を呼ばなきゃいけないかもしれない。龍之介が──死ぬかもしれないから。

あたしがやったんだ。あたしが殴ったんだ。

かなりの量の酒を飲んだけど、頭は冴えていた。全然酔えなかったし…余計、自分のした事の大きさが自分にのしかかってきただけ。

それでも確実に身体はアルコールに毒されて足元も覚束ない。



どうせバレるなら…

あたしは唯一、この事態を知る人物に電話をかけた。