BABY×DOLL

「一体何があってこんな事したの!?」

「…」

「答えなさいよ!セリカ!全然わかんないでしょ!!それとも何の理由もなくやったの!?」

「…もう…もう限界だったの!龍之介は全然いうこときかないし!嫌な事ばかり!なんであたしの思い通りにならないのよ?!」

「そんな理由で赤ちゃんを殴る!?『いうこときかない』から??
赤ちゃんを何だと思ってるの!?

──この子は人形じゃないのよ!!」



ドキンとした。
琉嘉の言葉に──


「でも…どうしてほしいのかわかんないんだもん!ミルクだって飲んでくれない…」

「やっぱり!飲ませてなかったのね?!」

「本人が飲みたがらないんだもん!仕方ないじゃない!」

「飲みたがらないんじゃないわ!赤ちゃんはね、言葉が話せないのよ!そのかわり全身で表現するの!他に理由があったのよ!」

「わかんない!わかんないよ!あたしには龍之介の考えてる事なんてわかんない!」

「バカ!アンタがそんなんだから龍之介だって嫌だったのよ!子供ってわかってないようで周りの事、分かるんだから!」

「琉嘉と違って子育て初めてなんだもの!そんなの理解しろって方が無理な話しだよ!」